トモダチ地獄~狂気の仲良しごっこ~
「そうそう、さっき沖さんから電話があったの。傾聴ボランティアはなくなるみたい。よかったね、梨沙」
「よかった……?何が良かったの?」
「よかったじゃない。週一のボランティアに行く日の予定がなくなったし、これからは私と遊べるもの」
「自分が何言ってるのか分かってる……?」
「もちろん。傾聴ボランティアっていう活動をする優しい梨沙のことは親友として誇らしく思ってたわ。でも、放課後の貴重な時間に私との約束を断ってまでボランティアに行くっていうのはちょっとね」
「放課後に何をするかはあたしの勝手だよね?そんなこと薫子に言われたくない!」
八木さんの話からあたしの放課後の話にすり替えられている。
「梨沙ってば怒ってるの?」
「誰だってそんなこと言われたら怒るよ!」
「ふーん。じゃあ、また落ち着いたら電話して。怒ってる梨沙とは話したくないから」
「はっ?か、薫子……!?」
あたしが言うより先に、プープーッという終話音が耳に届いた。
一方的に電話を切った薫子に驚く。
「ど、どうして!?信じらんない!!!」
スマホを手に持ったまま吐き捨てる。
どうしてあたしの話を聞いてくれないの?
一方的に自分の意見を言ってそれに従わないと容赦なくシャットアウトするなんて。
「よかった……?何が良かったの?」
「よかったじゃない。週一のボランティアに行く日の予定がなくなったし、これからは私と遊べるもの」
「自分が何言ってるのか分かってる……?」
「もちろん。傾聴ボランティアっていう活動をする優しい梨沙のことは親友として誇らしく思ってたわ。でも、放課後の貴重な時間に私との約束を断ってまでボランティアに行くっていうのはちょっとね」
「放課後に何をするかはあたしの勝手だよね?そんなこと薫子に言われたくない!」
八木さんの話からあたしの放課後の話にすり替えられている。
「梨沙ってば怒ってるの?」
「誰だってそんなこと言われたら怒るよ!」
「ふーん。じゃあ、また落ち着いたら電話して。怒ってる梨沙とは話したくないから」
「はっ?か、薫子……!?」
あたしが言うより先に、プープーッという終話音が耳に届いた。
一方的に電話を切った薫子に驚く。
「ど、どうして!?信じらんない!!!」
スマホを手に持ったまま吐き捨てる。
どうしてあたしの話を聞いてくれないの?
一方的に自分の意見を言ってそれに従わないと容赦なくシャットアウトするなんて。