トモダチ地獄~狂気の仲良しごっこ~
「ま、まさか。いくらなんでも100円だけ盗むなんてことないよ」
「どうしてそう決めつけられるの?」
薫子はあたしをジッと見つめる。
「だって……普通ならお札を狙うと思わない?」
「さぁ?私は人のお金を盗もうと考えたこともないから分からないけど。でも、まあ誰がやったのか大体の検討はついているけどね」
「そうなの?」
「うん。きっとエレナか彩乃よ」
「えっ……?」
ドキッとした。まさか二人の名前が薫子の口から出てくるとは思わなかったから。
「それはないよ!二人はそんなことしない」
そう確かに言い切れる自信があった。
高1からずっと仲良くしてきた二人がお財布からお金を取るはずがない。
「どうしてそう決めつけられるの?」
薫子はあたしをジッと見つめる。
「だって……普通ならお札を狙うと思わない?」
「さぁ?私は人のお金を盗もうと考えたこともないから分からないけど。でも、まあ誰がやったのか大体の検討はついているけどね」
「そうなの?」
「うん。きっとエレナか彩乃よ」
「えっ……?」
ドキッとした。まさか二人の名前が薫子の口から出てくるとは思わなかったから。
「それはないよ!二人はそんなことしない」
そう確かに言い切れる自信があった。
高1からずっと仲良くしてきた二人がお財布からお金を取るはずがない。