【完】俺の隣にいてほしい。
放課後、帰りの支度を終えて校門に向かうと、校門の前でいつものように椿くんが待っていてくれた。
「心音」
名前を呼び、手を挙げて合図してくれる彼を見て、口元が緩む。
「お待たせ、椿くん」
笑顔で駆け寄っていったら、椿くんはすぐさま私の手を取ると、指を絡めてきた。
その瞬間心臓がトクンと音を立てる。
いつもそうだけど、こうやって当たり前のように手を繋がれるたび、すごくドキドキする。
もちろん、女よけのための恋人のフリだってことはわかってるけど。
椿くんは、どんな気持ちで私と手を繋いでくれてるんだろう。
これから週二で塾に通うことになったから、椿くんとは会える日が減っちゃうし、一緒にいる時間がますます貴重になってくるなぁ。
「そういえば、塾どうだった?」
するとそこで、ふいに椿くんが私に向かって尋ねてきた。
彼にも昨日から塾に通い始めたことは話してあるんだ。
「心音」
名前を呼び、手を挙げて合図してくれる彼を見て、口元が緩む。
「お待たせ、椿くん」
笑顔で駆け寄っていったら、椿くんはすぐさま私の手を取ると、指を絡めてきた。
その瞬間心臓がトクンと音を立てる。
いつもそうだけど、こうやって当たり前のように手を繋がれるたび、すごくドキドキする。
もちろん、女よけのための恋人のフリだってことはわかってるけど。
椿くんは、どんな気持ちで私と手を繋いでくれてるんだろう。
これから週二で塾に通うことになったから、椿くんとは会える日が減っちゃうし、一緒にいる時間がますます貴重になってくるなぁ。
「そういえば、塾どうだった?」
するとそこで、ふいに椿くんが私に向かって尋ねてきた。
彼にも昨日から塾に通い始めたことは話してあるんだ。