【完】俺の隣にいてほしい。
パンケーキを食べ終わった後は、目的の学ランを借りるため、椿くんの部屋に案内された。
さっきまではリビングにいたからまだよかったものの、部屋に入るとなるとまた緊張してしまう。
だって、男の子の部屋にあがるなんて、初めてのことだから。
椿くんの部屋は程よく片付いていて、リビングと同じくあまり無駄なものが置かれていないシンプルな部屋だった。
黒系のアイテムで統一されていてるところが、いかにも男の子っぽい。
中に入るなり私がキョロキョロしていたら、椿くんが声をかけてくれた。
「ベッドの上、勝手に座っていいよ」
「えっ……。いいの?」
「うん」
言われておそるおそるベッドの上に腰を下ろすと、椿くんも同じように隣に座ってくる。
振り向いたら至近距離で目が合ってしまい、その瞬間ドキッと心臓が跳ねた。
そわそわする私を見て、クスッと笑う椿くん。
「なんでまたそんな緊張してんの?」
「だ、だって……っ」
好きな人とこんなふうに部屋で二人きりなんて、緊張しないわけがないよ。
「大丈夫だよ。べつに変なことしねぇから」
「なっ……」
へ、変なことって!
さっきまではリビングにいたからまだよかったものの、部屋に入るとなるとまた緊張してしまう。
だって、男の子の部屋にあがるなんて、初めてのことだから。
椿くんの部屋は程よく片付いていて、リビングと同じくあまり無駄なものが置かれていないシンプルな部屋だった。
黒系のアイテムで統一されていてるところが、いかにも男の子っぽい。
中に入るなり私がキョロキョロしていたら、椿くんが声をかけてくれた。
「ベッドの上、勝手に座っていいよ」
「えっ……。いいの?」
「うん」
言われておそるおそるベッドの上に腰を下ろすと、椿くんも同じように隣に座ってくる。
振り向いたら至近距離で目が合ってしまい、その瞬間ドキッと心臓が跳ねた。
そわそわする私を見て、クスッと笑う椿くん。
「なんでまたそんな緊張してんの?」
「だ、だって……っ」
好きな人とこんなふうに部屋で二人きりなんて、緊張しないわけがないよ。
「大丈夫だよ。べつに変なことしねぇから」
「なっ……」
へ、変なことって!