【完】俺の隣にいてほしい。
私、藤宮心音(ふじみや ここね)は花園学園に通う平凡な高校二年生。
身長は153センチと小柄で、顔はわりと童顔なほう。
背中まで伸びたロングヘアは元からほんのり茶色っぽくて、パーマをかけているわけではないけれど、ゆるくウェーブがかかっている。
うちの学校はここら辺ではお嬢様女子高だなんて言われているみたいだけど、
実際はちょっと偏差値が高めなだけで、お金持ちのお嬢様だらけというわけでもなく、普通の私立の女子高だと思う。
ただ、制服はとても可愛いから人気があって、薄いグレー地のセーラー服に白い襟、ピンク色のスカーフという珍しいデザインなので、私もすごく気に入っている。
男子がいないので、普段から男の子との関わりはなく、もちろん出会いもない。
中学までは共学だったけど、クラスでもおとなしいほうであまり目立たない存在だった私は、必要以上に男子と会話をすることもなかったので、もちろん彼氏なんてできたことがなくて。
いまだに男の子にはあまり免疫がない。
そんな感じだから、こうして少女漫画を読んでいる時は、まるで自分が恋をしているような気分になれるから、とっても幸せなんだ。
いつか自分もこんな漫画のような恋ができたらいいのになぁ……なんて思う。
身長は153センチと小柄で、顔はわりと童顔なほう。
背中まで伸びたロングヘアは元からほんのり茶色っぽくて、パーマをかけているわけではないけれど、ゆるくウェーブがかかっている。
うちの学校はここら辺ではお嬢様女子高だなんて言われているみたいだけど、
実際はちょっと偏差値が高めなだけで、お金持ちのお嬢様だらけというわけでもなく、普通の私立の女子高だと思う。
ただ、制服はとても可愛いから人気があって、薄いグレー地のセーラー服に白い襟、ピンク色のスカーフという珍しいデザインなので、私もすごく気に入っている。
男子がいないので、普段から男の子との関わりはなく、もちろん出会いもない。
中学までは共学だったけど、クラスでもおとなしいほうであまり目立たない存在だった私は、必要以上に男子と会話をすることもなかったので、もちろん彼氏なんてできたことがなくて。
いまだに男の子にはあまり免疫がない。
そんな感じだから、こうして少女漫画を読んでいる時は、まるで自分が恋をしているような気分になれるから、とっても幸せなんだ。
いつか自分もこんな漫画のような恋ができたらいいのになぁ……なんて思う。