【完】俺の隣にいてほしい。
*ずっと一緒にいたかった
【side 椿】
ベッドの上に寝転がり、スマホを見つめながら、ボーっと考え事をする。
画面には、心音と海に行った時一緒に撮った写真が写っている。
今までは見るたび頬が緩んでいたはずなのに、今では見るたびに、なんだか切なくなる。
あの文化祭の日からずっと、考えていた。
心音との関係のことだ。
俺はずっと心音のことが好きだったし、きっかけは多少強引だったかもしれないけれど、彼女と毎日一緒にいられて嬉しかった。
心音も最初は俺のことを警戒していたみたいだったけれど、だんだんと気を許してくれるようになったし、今ではすっかり仲良くなれたと思ってたから、俺もいつからか、どこかで期待していた。
もしかしたらこのまま、俺のことを好きになってくれるんじゃないかって。少しくらいは、俺に好意を持ってくれてるんじゃないかって。
だけど、それはただの俺のうぬぼれでしかなくて、実際彼女には好きな奴がいた。
いつからそうだったのかはわからない。
ベッドの上に寝転がり、スマホを見つめながら、ボーっと考え事をする。
画面には、心音と海に行った時一緒に撮った写真が写っている。
今までは見るたび頬が緩んでいたはずなのに、今では見るたびに、なんだか切なくなる。
あの文化祭の日からずっと、考えていた。
心音との関係のことだ。
俺はずっと心音のことが好きだったし、きっかけは多少強引だったかもしれないけれど、彼女と毎日一緒にいられて嬉しかった。
心音も最初は俺のことを警戒していたみたいだったけれど、だんだんと気を許してくれるようになったし、今ではすっかり仲良くなれたと思ってたから、俺もいつからか、どこかで期待していた。
もしかしたらこのまま、俺のことを好きになってくれるんじゃないかって。少しくらいは、俺に好意を持ってくれてるんじゃないかって。
だけど、それはただの俺のうぬぼれでしかなくて、実際彼女には好きな奴がいた。
いつからそうだったのかはわからない。