【完】俺の隣にいてほしい。
そう言われて、以前ゲームセンターに行った時、椿くんにクマのぬいぐるみを取ってもらったことを思いだした。
あのぬいぐるみは今も、部屋に大事に飾ってある。
「よし、じゃあ動物園にしようぜ。決まりな」
椿くんがそう言って、私の頭にポンと片手を乗せてくる。
「うんっ」
それに元気よくうなずく私。
リクエストどおり行き先が動物園に決まって、ますますテンションが上がる。
考えただけでもワクワクしちゃうよ。
「俺、よさそうなところ調べとくから。また決まったら連絡する」
「わぁ、ありがとう。楽しみにしてるね」
ニコニコしながら答えたら、椿くんが私の目を見つめながら頷いた。
「あぁ」
だけど、その顔がなぜだかちょっとだけ寂しそうに見えて、不思議に思う。
どうしてそんな顔するんだろう。
気のせいかな……。
.
*
.
あのぬいぐるみは今も、部屋に大事に飾ってある。
「よし、じゃあ動物園にしようぜ。決まりな」
椿くんがそう言って、私の頭にポンと片手を乗せてくる。
「うんっ」
それに元気よくうなずく私。
リクエストどおり行き先が動物園に決まって、ますますテンションが上がる。
考えただけでもワクワクしちゃうよ。
「俺、よさそうなところ調べとくから。また決まったら連絡する」
「わぁ、ありがとう。楽しみにしてるね」
ニコニコしながら答えたら、椿くんが私の目を見つめながら頷いた。
「あぁ」
だけど、その顔がなぜだかちょっとだけ寂しそうに見えて、不思議に思う。
どうしてそんな顔するんだろう。
気のせいかな……。
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