【完】俺の隣にいてほしい。
そしたらそこで優里亜ちゃんが腕を伸ばし、肩を組んできて。


「ちょっとちょっと~。それってもしかして、告白とかされちゃうんじゃないのー?」


告白という言葉にドキッと心臓が跳ねる。


「ま、まさかっ」


「あぁ、でもありえるかもね。わざわざデートに誘うくらいだし」


彩実ちゃんにまでそんなふうに言われたら、ちょっと期待してしまう。


どうしよう。告白だなんて、そんなことあり得るのかな。


いやでも、あまり期待しすぎないほうがいいよね。ただなんとなく出かけたかっただけかもしれないし。


だけど、こんなデートらしいデートの約束は初めてだったので、内心めちゃくちゃ浮かれていた。


楽しみだなぁ。早く土曜日にならないかな……。



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