【完】俺の隣にいてほしい。
*最後のデート
そして迎えた約束の日。
私は朝早起きすると、鏡とにらめっこしながらいつも以上に丁寧にメイクをし、髪型にも気合いを入れた。
いつもはただ下ろしているだけの髪を、サイドの毛を編み込みにしたハーフアップにして、リボンのヘアアクセを付けて。
服装は、散々迷った挙句、新しく買ったギンガムチェックのワンピースに、歩きやすいようスニーカーを合わせることにした。
少しでも椿くんに可愛いって思ってもらいたくて。
朝からずっとそわそわして、胸の高鳴りがおさまらない。
約束時間の10分ほど前、余裕をもって待ち合わせ場所の駅に到着した私は、ドキドキしながら椿くんの姿を探した。
椿くん、いるかな? さすがにまだ来てないかな。
「心音」
だけど、その時ふと横から名前を呼ばれて。ドキッとして振り向いたらなんと、そこには私服姿の椿くんが立っていた。
「えっ、椿くん!」
ウソ、もう来てたんだ。
「早いね。もう着いてたの?」
私が駆け寄っていき声をかけると、笑顔で頷く彼。
私服姿は相変わらずオシャレだし、いつにも増してキラキラして眩しく見える。
私は朝早起きすると、鏡とにらめっこしながらいつも以上に丁寧にメイクをし、髪型にも気合いを入れた。
いつもはただ下ろしているだけの髪を、サイドの毛を編み込みにしたハーフアップにして、リボンのヘアアクセを付けて。
服装は、散々迷った挙句、新しく買ったギンガムチェックのワンピースに、歩きやすいようスニーカーを合わせることにした。
少しでも椿くんに可愛いって思ってもらいたくて。
朝からずっとそわそわして、胸の高鳴りがおさまらない。
約束時間の10分ほど前、余裕をもって待ち合わせ場所の駅に到着した私は、ドキドキしながら椿くんの姿を探した。
椿くん、いるかな? さすがにまだ来てないかな。
「心音」
だけど、その時ふと横から名前を呼ばれて。ドキッとして振り向いたらなんと、そこには私服姿の椿くんが立っていた。
「えっ、椿くん!」
ウソ、もう来てたんだ。
「早いね。もう着いてたの?」
私が駆け寄っていき声をかけると、笑顔で頷く彼。
私服姿は相変わらずオシャレだし、いつにも増してキラキラして眩しく見える。