【完】俺の隣にいてほしい。
「あぁ。早めに来て待ってたんだよ」
「ありがとう。ごめんね、待たせちゃって」
「いいんだよ。俺が早く来たかっただけだし」
そんなふうに言われると、嬉しくて顔が緩んでしまう。
まるで、早く会いたかったみたいに聞こえるのは、気のせい?
「つーか、なんか今日の心音、いつもと雰囲気違うな」
「そ、そうかな?」
椿くんに急にじっと見つめられ、恥ずかしくなる。
どうしよう。変だったかな。
「うん。すげぇ可愛いからドキッとした」
「えぇっ」
思いがけないことを言われて、逆に私のほうがドキッとしてしまった。
そんなこと言われたら私、ますますうぬぼれてしまいそうになるよ。
でも、頑張ってオシャレしてきてよかったなぁ。
「……あ、ありがとうっ。椿くんもカッコいいよっ。いつもだけど」
照れながら自分も彼のことをほめ返したら、椿くんがニコッと笑って、それから私の隣に並んだ。
さりげなくギュッと手を繋がれ、またドキンと心臓が跳ねる。
「サンキュ。それじゃ、さっそく行くか」
「うんっ」
そのまま椿くんに手を引かれ、ふたりで改札へと歩いていく。
そして私たちは目的地の動物園に向かうため一緒に電車に乗った。
.
*
.
「ありがとう。ごめんね、待たせちゃって」
「いいんだよ。俺が早く来たかっただけだし」
そんなふうに言われると、嬉しくて顔が緩んでしまう。
まるで、早く会いたかったみたいに聞こえるのは、気のせい?
「つーか、なんか今日の心音、いつもと雰囲気違うな」
「そ、そうかな?」
椿くんに急にじっと見つめられ、恥ずかしくなる。
どうしよう。変だったかな。
「うん。すげぇ可愛いからドキッとした」
「えぇっ」
思いがけないことを言われて、逆に私のほうがドキッとしてしまった。
そんなこと言われたら私、ますますうぬぼれてしまいそうになるよ。
でも、頑張ってオシャレしてきてよかったなぁ。
「……あ、ありがとうっ。椿くんもカッコいいよっ。いつもだけど」
照れながら自分も彼のことをほめ返したら、椿くんがニコッと笑って、それから私の隣に並んだ。
さりげなくギュッと手を繋がれ、またドキンと心臓が跳ねる。
「サンキュ。それじゃ、さっそく行くか」
「うんっ」
そのまま椿くんに手を引かれ、ふたりで改札へと歩いていく。
そして私たちは目的地の動物園に向かうため一緒に電車に乗った。
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