【完】俺の隣にいてほしい。
月曜日、泣きはらした目で登校した私は、さっそく優里亜ちゃんと彩実ちゃんに椿くんとのデートのいきさつを報告した。
もちろん、彼に恋人のフリをやめようと言われたことも、全部。
話していたら途中からどんどん感情があふれ出してきてしまって、二人の前でまたボロボロと泣いてしまった。
あの日以来涙腺が緩くなってしまって、どうにもならない。
「ウソでしょ! どうして急に!?」
「彼女つくりたいって、なにそれ!」
私の話を聞いた二人は驚きを隠せない様子で、案の定すごいリアクションが返ってきた。
「信じられない! どういうこと? 他に気になる子でもできたわけ?」
「私、てっきり椿くんは心音に気があるのかと思ってた」
「私もだよっ。なんなのー? だったらデートなんか誘わないでよねぇ」
優里亜ちゃんにそう言われて、少しフォローを入れるように説明する。
「なんかね、土曜日のデートは、今まで付き合わせたお礼だって言われたの。だから、ほとんど椿くんがおごってくれて……」
「えーっ、そういうこと? いや、確かに付き合わせたことは間違いないけどさ。心音の気持ちも考えてほしいよね。だって椿くん、けっこう思わせぶりなことしてたじゃん。家に呼んだりとかさぁ」
もちろん、彼に恋人のフリをやめようと言われたことも、全部。
話していたら途中からどんどん感情があふれ出してきてしまって、二人の前でまたボロボロと泣いてしまった。
あの日以来涙腺が緩くなってしまって、どうにもならない。
「ウソでしょ! どうして急に!?」
「彼女つくりたいって、なにそれ!」
私の話を聞いた二人は驚きを隠せない様子で、案の定すごいリアクションが返ってきた。
「信じられない! どういうこと? 他に気になる子でもできたわけ?」
「私、てっきり椿くんは心音に気があるのかと思ってた」
「私もだよっ。なんなのー? だったらデートなんか誘わないでよねぇ」
優里亜ちゃんにそう言われて、少しフォローを入れるように説明する。
「なんかね、土曜日のデートは、今まで付き合わせたお礼だって言われたの。だから、ほとんど椿くんがおごってくれて……」
「えーっ、そういうこと? いや、確かに付き合わせたことは間違いないけどさ。心音の気持ちも考えてほしいよね。だって椿くん、けっこう思わせぶりなことしてたじゃん。家に呼んだりとかさぁ」