【完】俺の隣にいてほしい。

「あーもう、よくわかんないよね、まったく。もう、こうなったら今日はみんなでカラオケでも行こうよ！　歌って発散しよ！」


「そうだね。そうしよう」


優里亜ちゃんの提案に、彩実ちゃんも同意する。


「ほら、元気出せ。大丈夫だよ、心音にはうちらがついてるから」


「そうそう。辛かったら、いくらでも話聞くからね」


二人の温かい言葉に、思わずまた涙が浮かんでくる。


「ありがとう。みんな……」


正直辛くてどん底みたいな気分だったけれど、自分にはこんな素敵な友達がそばにいてくれるだけ、まだ幸せだなと思った。



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