【完】俺の隣にいてほしい。
戸惑いを隠せないでいる私に向かって、氷上くんが真剣な表情で告げる。
「俺が藤宮さんのこと、笑顔にするから。付き合ってほしい」
ドキンドキンと胸の鼓動がどんどん早くなっていく。
ど、どうしよう。なんて答えたら……。
正直、氷上くんの気持ちはすごく嬉しいし、私だって、氷上くんのことは友達としては大好きだし、大切な存在だって思ってる。
だけど、男の子として好きなのかって言ったら……それは違うんだ。
恋愛感情は、きっとない。
だって、私は知ってしまったから。恋する気持ちがどんなものなのか。
どうしようもなく、誰かを好きになる気持ちを。
他の人じゃ、ダメなんだ。
それがたとえ、かなわない恋だとわかっていても……。
私の心の中にいつもいるのは、たった一人。彼だけなんだ。
だから、氷上くんの気持ちには、やっぱり……。
「俺が藤宮さんのこと、笑顔にするから。付き合ってほしい」
ドキンドキンと胸の鼓動がどんどん早くなっていく。
ど、どうしよう。なんて答えたら……。
正直、氷上くんの気持ちはすごく嬉しいし、私だって、氷上くんのことは友達としては大好きだし、大切な存在だって思ってる。
だけど、男の子として好きなのかって言ったら……それは違うんだ。
恋愛感情は、きっとない。
だって、私は知ってしまったから。恋する気持ちがどんなものなのか。
どうしようもなく、誰かを好きになる気持ちを。
他の人じゃ、ダメなんだ。
それがたとえ、かなわない恋だとわかっていても……。
私の心の中にいつもいるのは、たった一人。彼だけなんだ。
だから、氷上くんの気持ちには、やっぱり……。