【完】俺の隣にいてほしい。
氷上くんはそう言って少し寂しそうに笑うと、ギュッと手を握ってくる。
出会った頃から変わらない、その優しい笑顔を見ていると、胸が苦しくなる。
ごめんね、氷上くん。
気持ちに応えることができなくて。
だけど私、すごく嬉しかったよ。
こんな私のことを好きになってくれてありがとう。
氷上くんの優しさには、今までどれだけ救われたかわからない。
でもね、氷上くんに告白されて、あらためて自覚してしまったんだ。
やっぱり私はどうしようもなく椿くんのことが好きだって。
椿くんじゃないと、ダメなんだって――。
.
*
.
出会った頃から変わらない、その優しい笑顔を見ていると、胸が苦しくなる。
ごめんね、氷上くん。
気持ちに応えることができなくて。
だけど私、すごく嬉しかったよ。
こんな私のことを好きになってくれてありがとう。
氷上くんの優しさには、今までどれだけ救われたかわからない。
でもね、氷上くんに告白されて、あらためて自覚してしまったんだ。
やっぱり私はどうしようもなく椿くんのことが好きだって。
椿くんじゃないと、ダメなんだって――。
.
*
.