【完】俺の隣にいてほしい。
「そうかなぁ。話聞くと、そうでもなさそうだけどね」
「でも、初対面の相手に彼女のフリしろとか、普通は言わないでしょ! これも心音をナンパするための作戦なのかもしれないし、もし変なこととかされたら……」
「えー、心配しすぎじゃない?」
「いやいや、もっと心配しようよ!」
二人が目の前で言い合うのを聞きながら、ますます不安な気持ちが増していく私。
どうしよう。やっぱり、彩実ちゃんの言うとおり、私ったらとんでもないことを引き受けてしまったのかな。
でも今さら引き返せないし、連絡先だって交換しちゃったし……。
なんかもう、どうしていいのかわからないよ。
私、これからどうなっちゃうんだろう。
そんなふうに考えだしたら止まらなくて。
そのあと授業中もずっと上の空で、まったくもって集中することができなかった。
.
*
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「でも、初対面の相手に彼女のフリしろとか、普通は言わないでしょ! これも心音をナンパするための作戦なのかもしれないし、もし変なこととかされたら……」
「えー、心配しすぎじゃない?」
「いやいや、もっと心配しようよ!」
二人が目の前で言い合うのを聞きながら、ますます不安な気持ちが増していく私。
どうしよう。やっぱり、彩実ちゃんの言うとおり、私ったらとんでもないことを引き受けてしまったのかな。
でも今さら引き返せないし、連絡先だって交換しちゃったし……。
なんかもう、どうしていいのかわからないよ。
私、これからどうなっちゃうんだろう。
そんなふうに考えだしたら止まらなくて。
そのあと授業中もずっと上の空で、まったくもって集中することができなかった。
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