【完】俺の隣にいてほしい。
言われてみれば確かにちょっと運命みたいに思えてしまう。


最初はどうなるかと思ったけど、まさかそれをきっかけに彼と付き合うことになるなんて。


「ねぇ、ちなみにもうキスくらいはしたの?」


するとそこで、優里亜ちゃんが突然ニッと笑いながら聞いてくる。


「えっ……!」


ど、どうしよう。まさか急にそんな話になるなんて。


でも、二人になら話してもいいよね。


赤くなった顔をそっと押さえながら頷く。


「う、うん。実は……」


そしたらそれを聞いた二人は驚いたように大声をあげた。


「キャーッ!! マジで!? もうしたの!?」


「ウソーッ! いつの間に!?」


< 303 / 311 >

この作品をシェア

pagetop