【完】俺の隣にいてほしい。
椿くんがそう言って頬杖をついたまま、私の顔をじーっと見てくる。
うぅ、どうしよう……。なんだか目力がすごくて、目をそらせない。
そんなにじっと見つめられたら、恥ずかしいよ。
でも、こうして見るとやっぱり椿くんって、すごくイケメンだなぁと思う。
くっきり二重で、まつ毛は女の子みたいに長いし、見つめられたら吸い込まれそうになる大きな瞳。そして、スッと通った鼻筋に、薄い唇。
色白で、全体的に色素が薄いから、金髪でも違和感がない。
こんなに顔が整ってる男の子、今まで出会ったことがないかも。
どうしてこれで彼女がいないのか不思議なくらいだ。
そんなことを考えながらボーっと彼のことを見つめていたら、椿くんが急にハッとした顔をしたかと思うと、視線を横にそらし、オホンと咳払いをした。
「つーか、俺と心音、朝の通学電車でたまに会ってたよな」
「えっ?」
「心音は気づいてなかったかもしんねーけど」
そう言われて驚く私。
ウソッ。通学電車? そうだっけ。
うぅ、どうしよう……。なんだか目力がすごくて、目をそらせない。
そんなにじっと見つめられたら、恥ずかしいよ。
でも、こうして見るとやっぱり椿くんって、すごくイケメンだなぁと思う。
くっきり二重で、まつ毛は女の子みたいに長いし、見つめられたら吸い込まれそうになる大きな瞳。そして、スッと通った鼻筋に、薄い唇。
色白で、全体的に色素が薄いから、金髪でも違和感がない。
こんなに顔が整ってる男の子、今まで出会ったことがないかも。
どうしてこれで彼女がいないのか不思議なくらいだ。
そんなことを考えながらボーっと彼のことを見つめていたら、椿くんが急にハッとした顔をしたかと思うと、視線を横にそらし、オホンと咳払いをした。
「つーか、俺と心音、朝の通学電車でたまに会ってたよな」
「えっ?」
「心音は気づいてなかったかもしんねーけど」
そう言われて驚く私。
ウソッ。通学電車? そうだっけ。