【完】俺の隣にいてほしい。
そう言ってほほ笑む椿くんの顔が、なんだかやけに優しくて、思わずドキンと心臓が高鳴る。
そのまま背を向けて電車を降りていく彼を、ボーっと見送る私。
うぅ、なんだろう……。あの笑顔の破壊力は。イケメンだからかな?
椿くんって一見クールに見えるのに、笑うとすごく優しそうなんだ。
それに今、さりげなく頭ポンなんてされちゃったし。
こういうのに慣れてないから、いちいちドキドキしちゃうよ。
それにしても、不思議な一日だったな……。
男の子と初めて放課後デートしてしまった。
椿くんは思ってた以上に優しかったし、変なことなんて何もされなかったし、あんなに不安になったり警戒していたのがウソみたいに平和な時間だった。
彼女のフリって、本当にこんなのでいいのかな?
彼が一体どういうつもりなのか、やっぱりまだわからないよ。
.
*
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そのまま背を向けて電車を降りていく彼を、ボーっと見送る私。
うぅ、なんだろう……。あの笑顔の破壊力は。イケメンだからかな?
椿くんって一見クールに見えるのに、笑うとすごく優しそうなんだ。
それに今、さりげなく頭ポンなんてされちゃったし。
こういうのに慣れてないから、いちいちドキドキしちゃうよ。
それにしても、不思議な一日だったな……。
男の子と初めて放課後デートしてしまった。
椿くんは思ってた以上に優しかったし、変なことなんて何もされなかったし、あんなに不安になったり警戒していたのがウソみたいに平和な時間だった。
彼女のフリって、本当にこんなのでいいのかな?
彼が一体どういうつもりなのか、やっぱりまだわからないよ。
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