【完】俺の隣にいてほしい。
「えーっ!星川(ほしかわ)の彼氏ができたの!?いいなぁ~!」
「ねぇねぇ、どんな人なの?」
無事学校にたどり着いていつものように教室まで行くと、教室内はいつにも増して大盛り上がりだった。
カバンの中身を机にしまい、一時間目の準備を済ませると、ワイワイ盛り上がる集団の中に、そっと自分も顔を出す。
すると、さっそくその輪の中にいた親友の長谷川彩実(はせがわ あやみ)ちゃんが声をかけてきてくれた。
「おはよう、心音」
「おはよう、彩実ちゃん」
彼女とは一年の時からずっと仲良しで、三つ編みにメガネがトレードマークの真面目なしっかり者の女の子。
ドジでおっちょこちょいな私のことを、いつもフォローしてくれている。
「なんかずいぶん盛り上がってるみたいだけど、どうしたの?」
私が尋ねると、彩実ちゃんは三つ編みおさげを揺らしながら答えた。
「それがね、優里亜(ゆりあ)に新しい彼氏ができたんだって。しかも相手は星川学園の人」
「えぇっ、もう彼氏できたの?」
「うん。さすがだよねぇ」
「ねぇねぇ、どんな人なの?」
無事学校にたどり着いていつものように教室まで行くと、教室内はいつにも増して大盛り上がりだった。
カバンの中身を机にしまい、一時間目の準備を済ませると、ワイワイ盛り上がる集団の中に、そっと自分も顔を出す。
すると、さっそくその輪の中にいた親友の長谷川彩実(はせがわ あやみ)ちゃんが声をかけてきてくれた。
「おはよう、心音」
「おはよう、彩実ちゃん」
彼女とは一年の時からずっと仲良しで、三つ編みにメガネがトレードマークの真面目なしっかり者の女の子。
ドジでおっちょこちょいな私のことを、いつもフォローしてくれている。
「なんかずいぶん盛り上がってるみたいだけど、どうしたの?」
私が尋ねると、彩実ちゃんは三つ編みおさげを揺らしながら答えた。
「それがね、優里亜(ゆりあ)に新しい彼氏ができたんだって。しかも相手は星川学園の人」
「えぇっ、もう彼氏できたの?」
「うん。さすがだよねぇ」