【完】俺の隣にいてほしい。
そう言って心音にイチゴミルクを返すと、ニッコリと笑う彼女。


その笑顔にまたドキッとして、心拍数がますます上昇していくのがわかった。


カッコつけて平気なフリをするのも、そろそろ限界じゃないかと思う。


心音があまりにも可愛すぎるから、いつだって俺は照れたりにやけそうになったりするのを顔に出さないようにするのが大変なんだ。


心音はたぶん、こんな俺の気持ちには気づいちゃいないと思うけど。今はまだ、気づかれたらまずいような気がするけど。


いつかたぶん、きっと、隠しきれなくなる。


心音は俺のことをどう思ってんだろう。


少しでも俺に、好意を持ってくれてたりするんだろうか。


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