先生、私のこと好きでしょ?
ーーーーーーーーーーーー
「あー幸せ先生!
たくさんお菓子ありがとうっ。
合宿楽しみだねっ」

浮かれてるゆあ。
お菓子1つで、ここまで笑顔に出来るとか、かなり手軽だな、なんて思う。

太る可能性はきっと頭ん中から消し去った見たいだ。


つか、ゆあは元々食べても太らない体質だ。

お菓子をたくさん食べても何1つ変わらないであろう。


だけどーー




「まん丸くなっても知らないからなっ」



どうにも、意地悪を言ってしまう体質らしい。


「煌ってば、いいの。
私、太らない体質だから!」


少し不貞腐れたゆあ。



知ってるよーー。
お前のことなら、なんでも知ってるよ。




そう、言えたらいいのにーー。



憎らしいほど、嫌いな先生。

それが、ゆあの彼氏なんだから。
たまったもんじゃない。





「買い物はあといいか?ゆあ、なんか、欲しいもんある?」


この先生、どんぐらい金回りいいんだ?

さっきから、気になっていたが。

俺は学生。
ゆあにプレゼントとして、合宿で着る水着を買ったけどーー


あれは、着てくれるんだろうか。


一時期ゆあの彼氏だった俺からの、水着をプレゼント。

だけどーーもう彼氏じゃないから。

着てくれたら嬉しいけど。






< 134 / 219 >

この作品をシェア

pagetop