先生、私のこと好きでしょ?
今だってそうだ。
まっすぐに見つめる瞳に、嘘は無い。

「ゆあ、あんま見るなっ」


柄にも無く照れる俺。

「ごめんなさい、好き過ぎてついっ」


ーーーー。


本当に可愛い。
抱きしめたい、また再度キスをしたい。
だけどこのままじゃ、変わらないような気がして、ゆあから離れて冷静になろうと、キッチンへ入った。



はい、深呼吸。



冷蔵庫を開け中を確認した。




涼しい。
頭が活性化して、スッキリしそうだ。




今夜、乗り切れそうだ。





「蓮、私を食べて」




!!




「ってこの焼きうどんが言ってるよ、絶対。賞味期限今日だし!!」


びっくりした。



そうだよな、ゆあがそんなセリフ言うわけないさ。


にしても、あのセリフはやばかった。


冷静に、冷静に。

冷蔵庫から焼きうどんを出した。



「あー、あっちで休んでろ」



君の瞳から逃れたくて、言ったけど。
キッチンから動かないゆあ。


「蓮が料理してるの、かっこいい!」



嬉しいようで、気恥しい。


君が見てる。
君がーーーー。


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