先生、私のこと好きでしょ?
トゥルトゥルトゥルトゥル。。


家の電話が鳴った。
土曜日の夜に、まず、鳴って欲しくない家電。まず、いいことでは無さそうな気がして。

だけどーー受話器を持った。
嫌々ながらだ。




「あ、おじさん。
どうしたんすか、え、1人ですけど。。
は?写真?」



電話の相手は、ゆあの学校の校長。


つまり、俺のおじさんだ。



そこまでは、いい。


ただ、、

俺はゆあをチラっ、と見たーーーー。












"わたし宛に、写真がパソコンに送られてきた。蓮らしき男の子が、女の子にキスをしているとこを。

相手はーーーーーーーーーー"








あー、まさかアイツがここまでやるなんてな。





悔しかったのか、余程。


おじさんのパソコンに侵入して、写真を貼った奴。



そんなの、あの時あの場所にいた赤松しかありえない。



「ーー違いますよ。
逆光で、よく見えもしない。
おじさん、これから先ーーこんなことが何回もあっても、信じないで。

俺を嫌いな奴が居るんですよ」



そう、俺を嫌いな奴がーー。



そいつの仕業だから。
だけど念には念をで、俺のパソコンに写真を転送するように頼んだ。





焼きうどんを作ってる最中。

頭ん中は、写真のこと。



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