先生、私のこと好きでしょ?
ハッキリ見てないから、わかんない。
誰が見ても分かる写真が、収められているのか。


見ないと分からないけど、今の幸せを脅かそうとしてることだけは、確かだった。


チラっ、とゆあを見た。
今日買い物した品を見ながら、ニコニコだ。



ゆあ。。




お前の笑顔、守ってやるからなーー。








だから、側にいて笑ってろ。



絶対に、離さないからーーーー。





「ゆあ、焼きうどん出来たぞ。
ちょっと部屋で、パソコンいじってくるから先に食ってな」





中身が、気になる。

早く部屋に行きたい。

足は、リビングから半分出ている。

だけどーーーー



ギュー。




ーーーー!!え、まさかの?


腕にくっつくゆあが、上目遣いに見上げた。

その瞳は、少し湿っていた。




「一緒に食べたい。
離れたくないっ」




ーー!!





あーあ、本当にゆあには一生勝てない気するわ。






パソコンの中身を気にしつつ、焼きうどんを2人で美味しく食べたんだ。







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