先生、私のこと好きでしょ?
って着いた場所は、これまたデカい家。
門が半端なくデカい。
つか、一軒家らしい家。


「ここってーーーー「姉貴ん家。貸してくれるって庭。好きなだけ遊べるしな!」



姉貴ー?

こいつの姉貴とか、金髪の不良系ではーーとか、色々妄想しながらくぐった門。

「今日あげはさんは?」



あげは?


ますます、謎だ。
ゆあがその"姉貴"を知ってる辺りが。
まさか、結婚秒読みとか?


い、いやだ。

顔は常に冷静を保ちながらも、心ん中はプチパニック状態。


「いるよ、レイさんと。
後、あの頃の龍神達が集結してるよ」



龍神ーーーー?



なんだ、龍神って。


俺は思わず先生を見た。

楽しそうに笑う先生の顔が、離れられない。

おもちゃを見つけた子供みたいな、キラキラした瞳をしていたから。


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