先生、私のこと好きでしょ?

忘れられないキス。

バーベキューは、昼から3時間が経ち満腹の俺らはーー庭に寝そべった。


寝そべると分かる。

青い空。
天気が良いーー。


吹く風ですら、心地いいーー。



ただ、ま横にいる人物が、嫌に"大嫌い"なアイツってだけ。






ゆあにした先生からのキス。




照れたゆあが可愛かったなんてーー言えない。


だってそれは俺に向けた顔じゃないから。
悔しいけど、先生に向けられていたから。


明日から始まる合宿。

ゆあは、俺が買った水着を着てくれるだろうか。


あの時、ゆあと俺は少しの間でも付き合っていた。


ゆあの気持ちは無かったにせよ、俺は確かにゆあに恋していた。





ゆあに似合う可愛い水着。

合宿の間にあの水着を着る瞬間はあるんだろうか。


俺は、芝生に横になるゆあをみた。



寝てるーーーー。


スヤスヤと、子供の寝顔みたいに寝てるゆあ。



可愛いーー。




そしてついついーー目線は、頬に。



ーーーー。

妬けるのは、頬か。
先生にか。



離れてはくれないーーあの瞬間の
あの頬へのキスが
蘇るーーーー。







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