先生、私のこと好きでしょ?
「やだね」


は?

ミラーに映る先生の瞳。

鋭い瞳が柔らかく、ゆあを見ていた。
なんで、、今ゆあを?


そう思った。





「お前が居なくなったり、傷ついたら
ゆあが1番に悲しむから。
だから、下ろさないからな」




ゆあのためーー?




俺と言うかゆあ。


つか、ゆあが1番に悲しくなる?

昔は自分が一番だったかも知れない。

数いる"友人"の中で

幼なじみって、間柄。。


特別だったハズなんだ。
だけどーー今最近の1番は、悔しいけど先生で間違いないハズ。

「ーー悔しいけどお前が多分1番大切だよ。
ゆあにとって」



出した言葉は、俺が出した言葉じゃない。

先生だった。


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