先生、私のこと好きでしょ?

悪魔先生の彼女

更衣室。

狭い空間の着替えは、暑さを増すばかり。
「暑い、まじ地獄っ」

沙月ちゃんは、パタパタとうちわを仰ぎ、着替えてる私を待っていた。

スタイル抜群の沙月ちゃん。

「焦んなくていいよー。
それより、話って?」


私から切り出さなくても、沙月ちゃんから切り出され、スムーズに私は話始めたんだ。

「あ、あのさ。
私ね、先生と付き合ってるんだ」



うん、確かに言った。


ガヤガヤした室内。
女の子の集まるうるさい室内で、ちゃんと聞こえるように
沙月ちゃんの耳元で、話したから間違いなく聞こえたはず。


「は?」



あれ?


聞こえなかったかな?

「悪魔先生と、付き合ってるの。
私っ」


沙月ちゃんでも分かるように、"悪魔先生"を強調して、言った。

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