先生、私のこと好きでしょ?
優くんは私に沙月ちゃんを託して救護テントに急いだ。



ケンカしてなきゃいいけどーー。

優くん大丈夫かな?
なんて、人の心配しちゃうし。

だって先生は大丈夫だもん。
今は一緒にいないけど、夜はーーーー。
ポっ、と頬が赤くなる。

私、なんかおかしい。
身体が火照る。

「ゆあ、話今いいか?
あれ、沙月どうした?」

煌のタイミングの悪さ。
だけど助かった沙月ちゃんがいる。
1人には出来ないーー。
そしたら煌の話聞かなくていい気がして、逃げる心。



私は煌と幼なじみでいたいんだ。

「あ、煌。
あー、わりーわりー沙月ちゃん具合悪くなって、ゆあちゃんに見てもらってたんだ。

もう大丈夫だからっ」

そして、さらに間が悪いタイミングで来たのは、優くん。


私はやっぱりーーーー煌の告白から逃げられないんだ。


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