先生、私のこと好きでしょ?
「沙月ちゃんありがとう」


私は煌から離れて、沙月ちゃんに抱きついた。

沙月ちゃんは私にとってお姉さんみたいな存在。

いつも守ってくれてありがとう。




「俺は知ってるんだからな。
ゆあと先生のこと。

教育者が生徒に手を出すっていけないことなんだよ。


あの先生が何も思わなくても、天罰は下るんだよ。



合宿から帰ったらーーー


あの先生はもう終わりだよ。」






煌ーーーー?



なんの話をしてるの?





「なんの話?」





理由を知らない優くん。



そうだっけ。

優くんだけ知らなかったんだ。
沙月ちゃんには今日話したばかりだ。



「知らされて無かったんだな。
優。


ゆあはあの悪魔先生と付き合ってんだよ!」






今は優くんに知らされても構わない。

事が重大だけに、今はーー




それよりもーー


"合宿が終わったら終わりだよ"ーー



そっちのが気になって仕方ない。


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