先生、私のこと好きでしょ?
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「作戦はうまくいったんだ?」





彼は、諦める事を覚えた。




「さよならするのは、自分の方だった。邪魔だったのは、自分の方だった」




これは策略。

初めから、悪者になってこうするつもりだった。



先生が本気なのもーー
ゆあの気持ちも分かっていたから。




「ーーさよならする。


だから今日は、騒ぎたい」





少年は、長かった幼なじみと
決別することを願った。



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