先生、私のこと好きでしょ?
私達はーー付き合いを反対されることはなかった。

その日は、私の家に先生が泊まった。


部屋は別々になると思っていたけど。
部屋が別になることは無く、許してしまう親も親で。

たぶん家の親はかなり変わっていると思う。



「先生、私嬉しいよ。
これからずっと一緒だね」







「なあ、蓮って呼んで」





あ、また始まった。

先生の意地悪。
だけどその意地悪ですら、今は愛おしい。





< 218 / 219 >

この作品をシェア

pagetop