先生、私のこと好きでしょ?
「そばに居ないと悪魔先生に、食われる気がする。あの先生、見境無さそう。
先生って意識無いしね。
付き合えば、無条件で守りますが?」

煌は、意地悪だ。

「ーーーー煌、助けて下さいっ!」


「なんか、違うよね。
なんだっけ?」

う、やっぱり意地悪だ。

「ーーーー、煌が好きなのは、幼馴染みでも変わらないよ?」


変わらないーーーー。
幼馴染みでも変わらないよ。


「はあ、ずるいよなゆあは。
まあ、今はそれでいいや。

なんにせよ、無条件で守るからっ」

やっぱり優しい煌に、緩む頰。


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