先生、私のこと好きでしょ?
「なんか、買い物疲れたね。
ありがとうね、煌。
水着ありがとう!」


私の言葉に、穏やかな顔で笑っている煌。

「今井くんもありがとう!!
楽しみだよ!」


今井くんも、ニコニコだ。


「あ、私お手洗い行って来ます!」

「あ、あたしもっ」


私はスマホをテーブルに置いた。
「私は迷子になりやすいから。
持ってく」そう言ったのは、沙月ちゃん。



カフェに入って休憩してたけどね。
トイレは店の外とか、本当めんどくさい。





私が先に、トイレから出て沙月ちゃんを待っていた。
メイクを治すらしい沙月ちゃんは、今井くんラブで、可愛いったらない!!


ーーーーあ、また。
視線だ。

分からない視線。
だけどーー。

ダメだーーーー絶対、振り向いちゃ、いけない。














「ゆあちゃんの裏切り者」





そんな声が聞こえて、気づいたら意識は飛んでいた。






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