先生、私のこと好きでしょ?
やっぱり不安です。

先生のお家は、リビングも、何もかも質素だった。

と言うか、綺麗だったーーーー。

男の人のごちゃごちゃしたイメージは、無く。
本当に、綺麗だった。


「ーーーーあ、ほら服チョット着替えて来い。
なんなら、シャワー浴びて来いよ。
制服シワになるし、服置いとくから」


まじですか!?

「ーーーーはい。
じゃあ、行って来ますっ」


案内された、お風呂。
緊張する。





だけどーーーー

暖かい。

優しかった。


誰よりも、優しかった。

誰も場所分からなかったのに、一番に気づいて助けてくれた。

あの時、私の心は、わずかに震えた。


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