先生、私のこと好きでしょ?
「.ゆあ、早く寝ろよ。
なんだかいろいろやばいから。
つか、明日デートしない?」

デート?

いきなりの、デートの誘い。

制服しか無いお洒落な格好も出来ないデートなんて。。

「嫌です!!」

はい、即答しました。

「なんで?」


少し拗ねた声。


わかったけど、私だって可愛い格好したい。

「制服しか無い、お洒落出来ないデートなんか嫌です! 可愛くして行きたいっ!」


私が素直に、そう言えば急に黙り込む先生に。
私は不安になった。



「ーーじゃあ、コーディネートしてやる。
いいから、寝ろよ!はい、おやすみお姫様」


ーーーーコーディネート!?
物凄くはぐらかされた気がした。


無理矢理された腕まくら。

緊張して寝れない。
思ったはずの、夜。



「おやすみ、ゆあ。
愛してるーーーー」


気づいたら眠りに、落ちていた。


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