劣等生とHSP〜「敏感」なのも個性です!〜
すぐに私は、HSPの診断を行いました。すると、結果は「HSPの可能性がある」というものでした。他のサイトでも試しましたが、何度診断を行なっても結果は「HSPの可能性がある」でした。

「敏感な人なんだ…」

生まれつきの性質だと知り、とりあえず安心はしました。

しかし、性質のため治療法などはなく一生敏感な自分と向き合っていくことになります。精神科医でもHSPを知らないことが多いそうです。

その後、HSPだとわかっても治ったというわけではないので、大声を聞くたびに体が反応して過呼吸になってしまうことに変わりはありませんでした。

私の通う学校は、ぶっちゃけてしまうと奇声を上げる人が多いです。五十メートル走を走っている時に奇声を上げる人、好きな先生が登場すると奇声を上げる人、握力を測りながら奇声を上げる人ーーー。

それは、私にとっては地獄のような環境です。

どうやら、小さな子どもの奇声は大丈夫で大人の奇声が無理なようです。子どもはよくお店などで奇声を上げていることを見る機会があるので、平気なのかもしれません。
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