Summer -未成年-
「荒木って下の名前なに?」
「ジョウ。」
「じゃあジョウって呼ぶ。」
「いいよ。」
「オラ チサト。」
「分かった。チサトって呼ぶ。」
「なんで荒木は下の名前で、
僕は苗字なんだよ?」
「あれ窪田?ヤキモチか?」
「・・!?
別に・・そんなんじゃないよ!!」
「赤くなってるぞ少年。
前にも言ったけど私、君の名前嫌い。」
「・・・・・・・・・・。」
「落ち込むなよ~。
ほらもっとパンツ見ても良いから。」
「・・!!!」
「お前ら仲良いな。」
僕とチサトのやり取りを見ていたフラットな荒木が、
初めてと言っていいぐらい爆笑した。
第2章 完