Summer -未成年-
第5章
第5章
神野 シン
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「こちら神野。聞こえますか?」
『良好です。映像もこちらへ届いてます。』
ヒデさんが取ってくれたビジネスホテルでチェックインを済ました後、
耳に付けたイヤホン、
そして袖口に付けた発話器で会話をしながら群馬の街を歩く。
胸ポケットから覗かせるビデオの状態も確認出来たところで、ナカサキ署へ着いた。
「本庁から来た神野です。」
受付の人間に手帳を見せた後、
刑事課の場所まで案内してもらう。