虹色シンデレラ
日曜日。
父さんの誕生日。
朝、朝食が終わった後哲翔さんが私の部屋にやって来た。
何の用?
視線で尋ねる。
「見張りだよ。抜け出されたら困るから」
そう言った哲翔さんの手にはたくさんの本。
本気でここにいるつもりらしい。
テレビをつけるわけでも、音楽を聴くわけでもなく、無音の部屋で会話もなく過ごす時間。
暇だ。
雑誌をめくったりパソコンで時間をつぶしたけれどさすがにすることがなくなって、気がついたらソファーでウトウトしてしまった。
父さんの誕生日。
朝、朝食が終わった後哲翔さんが私の部屋にやって来た。
何の用?
視線で尋ねる。
「見張りだよ。抜け出されたら困るから」
そう言った哲翔さんの手にはたくさんの本。
本気でここにいるつもりらしい。
テレビをつけるわけでも、音楽を聴くわけでもなく、無音の部屋で会話もなく過ごす時間。
暇だ。
雑誌をめくったりパソコンで時間をつぶしたけれどさすがにすることがなくなって、気がついたらソファーでウトウトしてしまった。