虹色シンデレラ
「それだけ?」

「え?」

「他に、俺に言うことは?」

ちょっと意地悪な顔をした哲翔さん。

えっと、


「鬼とか、冷血漢とか、随分なことを言われた気がするけれど」

「それは・・・」

「それは?」


「・・・態度が悪くて、ごめんなさい」

確かに、かなり酷いことを言ってしまった。


「うん、許す。でも、俺以外にするなよ。あっという間に悪評が広がるからな」

「はぁい」
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