虹色シンデレラ
SIDE哲翔 放っておけない
今日のパーティーは始まる前からイヤな予感がした。
何しろ相手は、中東の王子。
それも女癖が悪いと悪評高い男。
日本に着いてからもホテルに何人もの女性を連れ込んでいると聞いている。
「一体何しに来てるんだか」
パーティー用のタキシードに袖を通しながら、つい口をついて出た。
「哲翔様、何か気がかりがおありですか?」
「いや、何でもない」
菅原は俺の機嫌の悪さを感じ取っている。
「本日はお酒の方も用意しております」
「ふーん」
本来は禁酒のはずの国から来た王子達。
それが酒を飲むとは・・・
国民が聞いたら泣くだろうな。
何しろ相手は、中東の王子。
それも女癖が悪いと悪評高い男。
日本に着いてからもホテルに何人もの女性を連れ込んでいると聞いている。
「一体何しに来てるんだか」
パーティー用のタキシードに袖を通しながら、つい口をついて出た。
「哲翔様、何か気がかりがおありですか?」
「いや、何でもない」
菅原は俺の機嫌の悪さを感じ取っている。
「本日はお酒の方も用意しております」
「ふーん」
本来は禁酒のはずの国から来た王子達。
それが酒を飲むとは・・・
国民が聞いたら泣くだろうな。