虹色シンデレラ
その後は、康生とゲームを楽しむ哲翔さん。


まるで康生の友達が来ているみたい。


父さんは楽しそうに眺めていて、私は母さんと台所に向かった。



「ねえ母さん。夕飯はどうするの?」

哲翔さんに何を出す気だろう。

「それなのよ。実は父さんとかなり悩んだのよ」

「うん」

そりゃあそうよ。

下手なものは出せないしね。

「お寿司や仕出しを取ろうかとも言ったんだけれど・・・結局たこ焼きにしたわ」

「たこ焼き?」

「そう」

うーん、意外な選択。

でも、悪くないかも。
< 212 / 579 >

この作品をシェア

pagetop