虹色シンデレラ
お風呂に入り、髪を乾かし、自分の部屋に入るとウトウトとしてしまった。


「虹子」

ん?

「虹子・・・大丈夫?」

ベットに腰掛けた哲翔さん。


「うん、久しぶりにビールを飲んで眠くなっちゃった」

できればこのまま寝てしまいたい。


「ベットを使ったらいいよ」

「いいの、私は床でいい」

「イヤだよ。女性を床で寝させて自分がベットで寝る訳にはいかない」

さすがジェントルマン。


「じゃあ一緒に寝る?」

「・・・」

すっかり酔っ払った私はこの時点で記憶をなくしてしまった。
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