虹色シンデレラ
「お待たせしました」

運ばれてきたお好み焼き。

確かにお好み焼きなんだけど・・・


「すごいわね」

未来も声に出してしまうくらい、海鮮がゴロゴロしている。


「中に入っている海鮮は全部朝採れだから新鮮だよ。うちは爺さんが漁師だから、スーパーで買ったものは入ってないからね」

へえー。


「うーん、おいしい」

いつの間にか食べ始めていた未来。

「いただきます」

私も箸をつけた。


「ほんと、すごくおいしい」

今まで食べたお好み焼きの中で一番かも。

やっぱり素材がいいと違うのね。
< 253 / 579 >

この作品をシェア

pagetop