虹色シンデレラ
レストランに入って2時間。
あまりの美味しさに、すっかり食べ過ぎてしまった。

「そろそろ帰る?」
時計を気にした私に、声をかけてくれる。

「うん」

バックから携帯を出してみた。

あああ。
凄い着信。
みんな家からだ。

「どうしたの?」
「うん。家から着信が入ってる」
「心配してるんだよ」
「だったら始めから断ってくれればいいのに」
つい、愚痴ってしまった。
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