虹色シンデレラ

𠮟責

「お母様」
恐る恐る声をかけた。

「座りなさい」
うわぁ、怖い顔。


祐介くんに送ってもらった翌日、私は朝食後に呼び出された。

「なんで呼ばれたのか、分かっていますか?」

ジッと見るお母様。

「いえ・・・」

きっと、昨日のことだと思う。

でも、お母様の怒りの原因がはっきりしないとうかつなことも言えない。


「誰に送ってもらったの?」

なるほど。
誰か告げ口したのね。


「誰と一緒だったの?」

「友達と・・・」

「男性?」

「・・・」


「はあぁー」

不快そうなお母様の溜息。
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