虹色シンデレラ
その日。


一日中、私は哲翔さんの帰りを待って過ごした。

今は外が騒がしくて、外出する気にならない。


昼食も・・・夕食も・・・

部屋で一人。



夜。

一人本を読みながら、廊下から足音が聞こえるのを待った。


夜中に帰ってくるかもしれないと、
ドアを開け、寝室には入らずにソファーで眠った。


しかし、朝になっても哲翔さんの気配はない。
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