虹色シンデレラ
「虹子、2次会行かないの?」

バイト仲間が誘ってくれる。

「ごめん。ちょっと酔ったから」

「大丈夫?」

「うん」



みんなと別れ、ブラブラとさまよう。


「こら、まっすぐ歩け」

ええ?

いつの間にか、祐介くんが横に並んでいたことに驚いた。

「二次会行かないの?」

「酔っ払った虹子を置いて行けるわけないだろう」

「そんな・・・大丈夫なのに」

「どこがだよ」

フン。


「ほら行くぞ」

腕をつかまれ歩き出した。
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