虹色シンデレラ
「お母様にでも言いつけろって言うの?」
「ええ」
あっさり肯定された。
はあー。
確かにお父様やお母様が出て行って、咲良さんのおうちと話をつければ解決するのかもしれない。
毎週哲翔が見舞いに行くこともなくなるし、事あるごとに駆けつける必要もなくなる。
でもね、それじゃあ二人に傷が残ってしまう。
哲翔は小学校からの幼なじみを失ってしまうし、咲良さんの心も壊れたまま。
「お母様には言わないでね。二人の関係が続いているわけではないから」
「ええ」
不快そうな乃梨子さん。
私はなぜ、彼と彼の元カノをかばっているんだろう。
「フフフ。まるでピエロね」
「本当に」
乃梨子さん、怒ってる?
「菅原さんにも止められていますので余計な事は申しませんが、虹子様に何かありましたら黙っておりませんので」
うわ、怖。
「ええ」
あっさり肯定された。
はあー。
確かにお父様やお母様が出て行って、咲良さんのおうちと話をつければ解決するのかもしれない。
毎週哲翔が見舞いに行くこともなくなるし、事あるごとに駆けつける必要もなくなる。
でもね、それじゃあ二人に傷が残ってしまう。
哲翔は小学校からの幼なじみを失ってしまうし、咲良さんの心も壊れたまま。
「お母様には言わないでね。二人の関係が続いているわけではないから」
「ええ」
不快そうな乃梨子さん。
私はなぜ、彼と彼の元カノをかばっているんだろう。
「フフフ。まるでピエロね」
「本当に」
乃梨子さん、怒ってる?
「菅原さんにも止められていますので余計な事は申しませんが、虹子様に何かありましたら黙っておりませんので」
うわ、怖。